かるた~!!

って、「犬も歩けば棒にあたる~」って正月ボケしてる場合じゃないわよ、あなた。
立派な競技なの。競技!!
1秒どころか、コンマ1秒を争う、文化系スポーツなの!!
ところで、百人一首って、覚えてる?
え? あたくし?
覚えてるわけないわよ。
大体、なにが書かれているか、知らないわ。
だって、坊主めくりしかしたことないんだも~ん。

でも、印象に残っている絵札があるわ。
蝉丸。

なんでかしんないけど、坊主めくりで蝉丸が出てくると、
みんな、「ギャーっ」って嫌がるのよね。
名前なのか、顔なのか、存在そのものなのか。
不吉感が、ギラギラと放射されてる気がするわ。
ウソだと思うんなら、坊主めくり、やってごらんなさい。
正月から、クソ不吉な空気に苛まれること、必須よ。
ザマアミロっての。

かるた会」って、テレビで目にしたことがあったわ。
そのとき、びっくりしたのよね。
なんなんだよ、この緊迫感。
殺気する感じる、はりつめた空気。
上の句が読み上げられるやいなや、選手が動く。
目にも止まらぬ速さで走る手、飛ぶかるた
バン、ババン、バババンっ!!
こんなの、あたくしの知ってるかるたじゃない!
雅じゃない!
闘魂だっ!! 情熱だっ!!!

そんな競技かるたを描く、このマンガ。
もう、スピードたっぷり、臨場感たっぷり。
瞬間を切り取ったような、印象に残る画が、随所にみられるの。
この表現は、マンガだからこそ。
知名度にとても地味な競技(だと思うのだけれど)が、
すっごく魅力的に映るわ。

青春ものとしても、すっごく優れていると思うの。
まっすぐで素直な少女、千早。
優等生だけれど、どこかヒネたところのある(それを必死に隠している)太一。
屈折した天才少年、新。
みんな、見目麗しい美少女に美少年。
千早は、美人のお姉ちゃんがモデルとして有名になるのが夢だったけれど、
かるたに賭けることで、自分自身の夢を見つける…。
2巻まで読んだんだけど、まぁ、あなた。
あたくし、なんど号泣したことかー!!
なんか、まぶしいんだよ!
まぶし過ぎるんだよ、あんたら!!
これが青春かー!!!!!

セリフもとっても秀逸なので、ぜひお手にとってみて。
今後はこりゃあ、恋のゆくえなんかもいろいろモメちゃったりするんじゃないのぉ?
と、お姉さん、下世話なこと考えて、
ワクワクしていいんだか、ハラハラしていいんだか、よくわかんないわ。