最上の命医1
ブラックジャック、スーパードクターK、Dr.コトー...etc
医療漫画は数あれど、こんなに熱い
医療漫画は久々です。
主人公の西条命(みこと)は、幼少の頃心臓の手術を受けたことがきっかけで、10歳の頃には自分で埋没方の縫合ができるほどの医療オタク少年。
将来は、自分の手術を執刀した神道(しんどう)のような小児外科医、それも「最上の名医」になろうとして物心が着いた時から腕を磨いていたのです。なんと驚くことに初オペは小学生。
勿論、無免許です!
ここからしてブラックジャックを超えています。
その後、命(みこと)は10代(のほとんど?)をアメリカで過ごすのですが、なんとアメリカでMSA(最優秀若手医師賞)を受賞するほどの医師に成長し、再び日本の地へと戻ってきます。
そして、日本に帰ってきてからがまた熱いんです。
ハイリスクの手術をするかどうか、
医師として苦渋の決断をしなければならない時があります。
何もしないと患者はまず助からないが、
ただ何をするにしてもあまりにリスキーという状況。
そんな場合、何をしようにも手遅れだった、
これでは手の施しようがない、
しょうがないですよ....
こんな空気が流れても、
正直仕方のないことだと思います。
そんな時、迷わず命(みこと)は言い切ります。
「見殺しよりは人殺しがいい」
そうなんです。
命(みこと)にとっては、手術を失敗すること以上に、
同じ救えないにしても、患者に何もできないことを何よりも恐れているのです。
漢(おとこ)の中の漢(おとこ)です。
たしかにすべての設定があまりに少年漫画すぎて、リアリティーを感じることはないのですが、 医療に携わる者に一番必要な心意気・覚悟というものをこの漫画は直球でぶつけてきてくれます。
『最上の命医』を読んでいてわかったのは、 日本の小児外科を取りまく環境というのは、 思った以上に難しいということ。
経営的にもどうしても赤字になってしまうという状況で、
どうやって小児外科を社会全体で支えていくか、
『最上の命医』はそういった重要なことを考えさせられる漫画です。








